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「印刷のプロ」がWeb業界へ転身!入社半年でリーダーを任された彼が語る「広告運用」の心得とは?

ユニークワン社員一人ひとりの素顔に迫る社員インタビュー。今回の記事は、カスタマーサクセス部広告運用グループ グループ長・北井 裕一(きたい ゆういち)さんへのインタビューです!

北井さんは、長年勤めた印刷業界からWebの広告代理業のユニークワンへ転職。未経験での入社ながら、ユニークワンの中でも重要なグループのリーダーを務めています。

なぜ経験を積んだ職場を離れ、全く異なる業界に飛び込んだのか?
気になる転職の理由から、今後の野望まで、いろいろとお話をお聞きしました!

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日本画専攻なのに映画も制作?創作や美術に熱中した美大時代を過ごし、印刷会社へ

――本日はよろしくお願いします!北井さんは新潟県内の大手印刷系制作会社を経てユニークワンに入社されました。まずは印刷会社に至るまでの経歴をお聞かせください!

よろしくお願いします!
私は新潟県新潟市出身で、大学進学を機に一度県外へ出ました。名古屋の美術大学に進学したんです。

大学では、日本画を専攻しつつ、仲間たちといろいろな作品づくりに熱中していました。
芸術祭では映画も発表したんですよ。脚本、監督、出演、撮影も全部自分たちで行って、DVDの販売までやりました。

大学時代の北井さん。

――クリエイティブな学生生活を過ごされたんですね!

そうですね。大学時代をすごく楽しく過ごせたので、ものづくりの仕事をやってみたいと考え、卒業後は段ボールの設計やデザインをする会社に入りました。

その後、前職の印刷会社へ転職。印刷物全般の制作を7年半やった形になります。

――印刷物の制作とは、どんなことをやるのでしょうか?

職種としては、DTPデザイナーです。
DTPとはDesktop(デスクトップ)publishing(パブリッシング)の略。私が担当していたのは、Adobe製品(アドビ)などの編集アプリを使って、印刷物のデザインや組版をする仕事ですね。

今でもプライベートでデザインや本を制作する機会があるので、アドビソフトのスキルにはかなり自信があるんですよ。

印刷会社での最後の数年は、デザインだけではなく、制作物のディレクションやマネジメントも任せていただきました。幅広い経験をさせていただいたので、この7年半は社会人としての自分の基礎をつくってくれた、大事な期間でした。


「印刷でできることには満足した」――大好きなバンドの歌詞集を制作して気づいたこと

――素敵な職場ですね!なのに、なぜ転職を決意したのですか?

転職のきっかけのひとつは、自分の大好きなバンドの歌詞集制作を手伝ったことです。

ある日、そのバンドが「結成20周年を記念して歌詞集を作りたい」とSNSに投稿していたんです。
ファンからの要望も多いからぜひ作りたいけど、リソースがなく、制作に踏み切れずにいたと。それを見て、「印刷物の制作なら任せてくれ!」と声を掛けたんです。

それで、歌詞集の制作を任せていただいて、300ページくらいの本を制作したんです。ライブの物販や公式ECサイト、Amazonなどで販売もしました。

結果、完売するにとどまらず、好評につき増刷までしたんですよ!

転職のきっかけを語る北井さん。

――すごいですね!でも、どうしてそれが転職のきっかけに?

これがきっかけで自分の守備範囲を広げたいという欲が出ました。

これまでに培ってきた経験や知識を活かして制作できたこと、しかもそれが成功したことは、素直にとてもうれしかった。「印刷業界で身につけたかったスキルは獲得できた」という満足感もありました。

ただ同時に、今の自分では、本を作る以上のことはできないと感じたんです。Webの知識があればもっといろいろな提案ができたんじゃないかと。
それでWebマーケティングに関心を持ったんです。

――なるほど!動画やバナー、ホームページなど、Webコンテンツの制作ではなくて、Webマーケティングに惹かれたのはなぜですか?

今の時代は、どんなものを世に出すにしても、Webを避けては通れないですよね。

例えば、Youtubeがあるなら「ショート動画を作って、もっと多くの人に知ってもらいましょう」とか、Amazonで売るにしても、「こうするともっと検索順位上がりますよ!」などなど…。

自分にWebの知識があれば、好きなバンドと一緒にものづくりをしたときにも、もっといろいろな話が出来たのかなと考えたんです。

だから、Webコンテンツ制作の専門家になるのではなく、もっと広くWebを通じてものごとを広げていくことがやりたかったと気づいたんです。
どうやって広く知ってもらえるのか、どうやって売れる仕組みをつくるのか。
実践的なWebマーケティングのスキルを身に着けたいと思い、転職に踏み切りました。


スキルよりも大事なものがある!?広告運用とは「データから気づきを得ること」

――そしてユニークワンに入社されたんですね!現在、ユニークワンではどんな仕事を担当していますか?

現在は、広告運用グループのリーダーを務めています。

――広告運用グループ…具体的にどんな仕事をされているのでしょうか?

Web広告の中でも配信先やターゲット、予算、クリエイティブを自由に変更できる「運用型広告」の企画・配信を行う部署です。

簡単に言うと、検索エンジンやSNSなどのプラットフォームに広告を出す仕事です。
広告ひとつとっても、どのくらいリンクがクリックされたか、商品が購入されたか、どのくらいの人に広告が見られたのかなど、いろいろなものさしがありますよね。

それらの成果に応じて、細かい設定やどんなコンテンツを配信するのかを考えるんです。

――なんだか難しそうですね…!

最も重要なことは、どういう目的で広告を配信するか、目標を明確にすることです。
そして、その目的がちゃんと達成されているか?ユーザーがしっかり反応してくれているか?を確認するために、配信している広告のデータをしっかり集計して、分析することが何より大切です。
単によかった、悪かったで終わらせずに、より良い結果を得るためにデータから「気づき」を得ることが必要なんです。

なので、日々数字とにらめっこしています(笑)

お仕事中の北井さん。真剣な表情で画面と向き合っています。

――よくわかりました!そんな広告運用グループの中で、北井さんは運用ディレクターを担当されています。こちらはどんなお仕事なのでしょうか?

ディレクターとしてのメインの業務は、クライアント様とコミュニケーションを取ること。

どんな目的で広告を配信したいのか、要望を聞いてプロモーションを進行したり、もっと成果が出るように改善提案を行ったり、配信の結果や状況の報告を行ったり。

――クライアント様との橋渡しを担当されているんですね!

そうです。ディレクターには、「この広告で何がしたいのか?」をはっきり把握して、社内・社外とも密にやり取りをすることが求められているんです。

例えば、どんな広告バナーを作るかについてもそうですね。
広告のバナーに必要なことは、デザインとしてかっこいいかどうかよりも、ユーザーに伝えたいこと=「訴求軸」がちゃんと表現されていることです。

クライアント様が広告に求めることを伝えるために、社内のクリエイティブを担当する部署とも細かいすり合わせが必要になるんです。

――すごく重要な役割ですね。未経験からのディレクターですが、大変じゃないですか?

経験の有無より、単純に担当している案件の多さが大変です(笑)
でも、要するにそれは頼ってくれるお客さんが多いということ。すごくありがたいことです。

クライアント様と直接やり取りをするポジションなので、いい報告が出来たり、喜んでいただけるような提案ができたりといった瞬間は、すごくやりがいを感じます。

それに、未経験だからこそ、「昨日の自分よりもできることが増えた」という実感が毎日あるのもうれしいですね。

――日々スキルが上がっていく実感が持てるのは、やりがいにつながりますよね。

はい!付け加えると、Web広告運用という仕事は、スキルよりも大事なことがあるんです。

それは、地道に数字と向き合うことです。
広告の仕事と聞くと派手に聞こえるかもしれませんが、地味で地道な部分が大半です。

繰り返しになりますが、細かく、マメに数字と向き合い、気づきを得ることが何より重要なんです。そうやって仮説を立て、検証してを繰り返して、成果を獲得していきます。

――広告配信の結果に地道に向き合うことが大事なんですね!

そうなんです。
もしこのインタビューを読む人の中に、これからこの業界にチャレンジしてみたいという人がいたら、経験の有無はそこまで心配しなくていいということを伝えたいです。

もちろん、ものすごく地道な作業は必要になるので、その適性は考えた方がいいかもしれません(笑)

広告運用という仕事を通して、自分が何を得たいのか、どういうキャリアを描きたいのかがはっきりしていれば、未経験でもやっていけると思います。


WEBのスキルを極めたその先は?誰よりも幅広い提案ができるようになりたい

――ありがとうございます!最後に、北井さんの今後の目標をお聞かせいただけますか?

まずは、「Webマーケティングは極めた!」と言えるくらいになりたいです。
先ほど「スキルはなくてもやっていける」と言いましたが、そうはいっても実は入社して1年未満。

広告運用をはじめ、Webマーケティングの世界は奥が深いです。もっと経験を積んで、スキルを伸ばしていきたい。クライアント様のご要望にさらにしっかり応えていくためにも、必要なことですよね。

――今は奮闘中、ということですね!

そうなんです。
まったく別の業界とはいえ、印刷会社時代に得たスキルは今でも自分の武器の一つだと考えています。

印刷媒体の知識に加えて、Webマーケティングのスキルも極められたら、誰よりも広く最適な提案ができるんじゃないか。

そんな風に理想を広げながら、日々頑張っていきたいと思っています!

お忙しい中、ありがとうございました!
北井さんが描いたイラスト。忙しい中でも、プライベートでは絵を描き続けているのだとか!

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北井さん、ありがとうございました!

いつも穏やかでとっても頼りになる、広告運用グループの大黒柱・北井さん。
その背後に成長意欲を感じさせるお話でした。

私もユニークワンのメンバーとして、一緒に日々成長していきたいと思います!

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