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【社長対談】ハードオフ×ユニークワン、地域情報メディアの業務提携に至った経緯とは?地方活性化への想いも語っていただきました

現在ユニークワンでは全国12拠点で地域情報メディアを運営。それら全ての地域にハードオフグループ店舗があります。
この度「地域情報メディアを通じて地域社会を盛り上げたい」というユニークワンの想いにハードオフコーポレーション様(以下ハードオフ)からご賛同をいただき、ユニークワンが運営する地域情報メディア12媒体との業務提携(オフィシャルパートナー)契約締結に至りました。

2021年1月、ユニークワン代表取締役社長・立川 和行とハードオフコーポレーション代表取締役社長 山本 太郎様とで対談を実施。
「業務提携に至るまでの経緯」や「今回の提携に期待すること」、「地方ベンチャーに期待すること」などをうかがいました。

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ーーまず、山本社長とユニークワンとの出会いについて教えていただけますか。

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(左:ハードオフ山本社長、右:ユニークワン立川)

ハードオフ山本社長:
最初の出会いは大学のOB会でしたよね。私が早稲田大学出身で、立川社長が慶應義塾大学出身、早慶合同の集まりがあった時です。
立川社長がまだ起業する前だったと思います。

ユニークワン立川:
はじめてお会いしたのは2013年の秋でしたね。その後も2,3年に1回、新潟の早慶出身者で合同の飲み会があり、そのたびに一応顔は合わせていましたが、仕事で関わることは特になく。早慶ゴルフコンペでは敵同士でした(笑)。

ハードオフ山本社長:
ユニークワンさんがどういった会社なのか知ったのは2020年秋に開催された「新潟ベンチャー協会設立記念セミナー」がきっかけです。
私がベンチャー協会の理事という立場で登壇して、立川社長もゲストのパネラーとしてパネルディスカッションに登壇していただきました。

ユニークワン立川:
セミナー後、二人でお食事させてもらいましたよね。
ちょうど弊社が全国進出に力を入れ始めた時期だったので、山本社長からぜひアドバイスをいただきたいと思っていました。
すでに全国展開を成功させているハードオフさんがどんなことをしてきたのか、どういった考えで店舗展開をしているのかといった話もできればなと。

ハードオフ山本社長:
フランチャイズや全国展開は当社がこれまでやってきていることです。私の目線から立川社長には色々お伝えさせていただきました。特に「にいがた通信」をはじめとする地域情報メディアについては「こうしたらいいんじゃないか」という話を色々させてもらいました。全国展開がさらに進んだら確実に面白い事業になっていくと思ったんです。

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ユニークワン立川:
ハードオフさんは新潟県新発田市で成功し、そこから全国展開していますよね。にいがた通信も新潟県新潟市で通用したことを起点に、現在全国展開を勧めている最中です。
山本社長とお話をしていて、勝手に親近感を抱きました(笑)。

ーーそういった出会いから、なぜ業務提携に至ったのでしょうか。

ユニークワン立川:
山本社長から頂いたアドバイスを参考にしつつ、メディア事業を全国へ拡大する方法について考えた結果、まずはパートナーという形でスポンサーを募ることにしようと決断しました。
その流れで、ハードオフさんにも弊社の地域情報メディアのオフィシャルパートナーという形で提携いただけないかとお願いしに行きました。2020年11月の話です。

ハードオフ山本社長:
私自身、にいがた通信は以前から楽しく拝見していましたし、実は新規出店を考える際もにいがた通信の情報を活用していました。
「ここが閉店して空いているなら、うちが出店したいな」とか(笑)。
ローカルな情報ってその地域の人々にとって一番刺さるものですよね。
ハードオフでも、海外に進出してワールドワイドなビジネスを進める一方で、各店舗がいかに地域に根ざしていくか、「グローカル」をキーワードに真剣に考えています。
そういった私の想いもリンクして、ユニークワンの地域情報メディアを一緒に大きくしていきたい、とオフィシャルパートナー契約を承諾しました。

ーー今回のオフィシャルパートナー契約締結にどういったことを期待されていますか?

ハードオフ山本社長:
今って地域情報メディアは11拠点あるんですよね?

ユニークワン立川:
はい、もうすぐ12拠点目「しずおか通信」をリリースします。
(2021年1月18日開始、静岡県静岡市に特化した地域情報メディア)

ハードオフ山本社長:
次は静岡なんですね。今後も拠点をどんどん増やされていくかと思いますが、「にいがた通信」と同じクオリティのまま、たくさんの地域に展開してほしいですね。応援の気持ちも含めて。
パートナーとして提携しているメリットにも通じる部分ではありますが、地域メディアは読者がリアル店舗へ足を運びたくなるような強い宣伝力を持っていますよね。この宣伝力は今回の業務提携を通じて証明できると思いますし、そのことが2社にとってwin-winになるよう期待しています。

ユニークワン立川:
それは私も同じ考えです。どういった取り上げ方をすると集客に繋がりやすいのか、といったやり方の部分も含めて、ローカルメディアの可能性を追究していきたいと考えています。
それと、台湾や韓国など海外での地域情報メディア運営も実現に向けて動いている最中です。ハードオフさんはすでにアメリカや台湾、カンボジアなど世界各国へ出店されているので、我々も早く追いついて、一緒に世界規模で面白い取り組みができたらなと…なるべくハードオフさんの出店地域に絡めつつ(笑)。

ハードオフ山本社長:
あとは、ユニークワンさんのメディアを通じて「ハードオフは誰かのお店ではなく、あなたのお店なんです」ということが伝えられたら嬉しいですね。コンビニが各家庭の冷蔵庫の延長だとしたら、ハードオフは各家庭のクローゼットの延長だと思ってほしいんです。

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ユニークワン立川:
確かに。「近所だし興味はあるけれど行ったことがないお店」って誰しもあるかと思うんですが、にいがた通信をはじめ地域情報メディアの記事では、そのお店がどんな場所なのか読者に疑似体験してもらうことができます。
そうやってハードルを下げながら、ハードオフに足を運ぶきっかけづくりができたらいいですね。

ハードオフ山本社長:
立川社長は物事をシンプルに捉えながら理にかなった経営判断をされていて、非常に成長性のあるやり方をされていますよね。にいがた通信の成功も、ハードオフが地元で成功したときと被るところがあります。というか、立川社長の考え方が私の考え方とすごく似ているんです。全国展開ももちろんですが、新潟の経済界でIT部門、Webメディア部門でどんどん成長する企業だと個人的に思います。

ユニークワン立川:
そう言っていただけるのはありがたいですね。ユニークワンはハードオフさんに比べたらまだまだ小規模ですが、山本社長のスケールの大きな話を聞いていると、早く追いつきたいという気持ちでいっぱいです。
また、先日ハードオフさんとのタイアップ記事を先日公開したところ、閲覧数やエンゲージメントが非常に高く、「やはりハードオフは地域の人達にとって大切なお店なんだな」と実感しました。今後も弊社メディアを通じてさまざまな角度からハードオフさんを紹介していけたらと思います。

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ーー2社はどちらも新潟に本社を置いています。地域貢献という観点から協力できることはありそうですか?

ハードオフ山本社長:
ユニークワンさんとともに、新潟の地域経済全体を活性化できたらいいですよね。ハードオフの海外進出チームは新潟で働いていたメンバーが中心です。本社がある新潟にいるメンバーでアメリカや東南アジアなどの現地に赴きチャレンジしてきたことで着実に力をつけることができました。
ユニークワンさんも、全国・海外へと事業を拡げる上で、本拠地である新潟を主力とした企業であってほしいですし、新潟県内にそういった企業が増えるだけで地域が魅力的になっていくと思います。

ユニークワン立川:
その地域の企業が活発かどうかが、一つのブランディングになりますよね。私は大学から関東に出ましたが、新潟にいた頃はハードオフの本社が新潟県にあることを知らなかったんです。全国展開している有名企業の本社が新潟にあるだけで「地元にすごい企業がある」という誇りになると思うんです。そういった意味でも、早くハードオフさんに追いつきたいですね。

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ーーハードオフさんは県内のベンチャー企業支援にも積極的です。これも新潟の経済活性化につながる取り組みですよね。

ハードオフ山本社長:
新潟ってベンチャー企業が育ちにくいんですよね。県内には上場企業が39社ありますが、人口がほぼ同じ京都府には70社近い上場企業があります。もちろん上場することの良し悪しは議論の余地がありますが、新潟のポテンシャルなら50〜60社は上場していてもおかしくないと思います。
また、新潟県は都道府県別の開業率でも毎年ワースト3に入っています。せっかく関東が近く、空港も港もあり、真面目な方がたくさんいる土地なのに、企業が生まれにくく育ちにくい環境になってしまっているんです。
この現状を打破したく2020年12月に開設したのが、ベンチャーやスタートアップの支援拠点「HARDOFF Startup Shibata(HSS)」です。入居希望者が意外と多く、今まで知らなかった起業家の皆様と出会うことができました。今後も新潟の企業の成長に協力を惜しまず、ベンチャー精神が受け入れられる風土を作っていけたらと考えています。

ユニークワン立川:
弊社も山本社長が理事を務める新潟ベンチャー協会の会員です。新潟県で起業して頑張る人たちが増えれば増えるほど、働いている人同士切磋琢磨し合えますし、地域経済の発展にも繋がりますよね。挑戦する人がどんどん新潟で増えてほしいと思います。

ーー最後に、ユニークワンの地域情報メディアオフィシャルパートナーとして一言お願いします。

ハードオフ山本社長:
ハードオフの店舗はチェーン店だけどチェーン店じゃないんです。どの店舗も同じようで全く違います。地域の色がどうしても出ますし、個性の強い店舗がたくさんあります。
私たちは関西方面への出店を強化している最中ですが、ハードオフらしさだけで勝負することに加え、「関西地域に根ざす」と方針転換を行なったことで、業績を伸ばすことがきました。
これはユニークワンさんの地域情報メディアと共通する部分だと思っています。新しく立ち上がる静岡のメディアも、「にいがた通信」とは違う顔を持つことになりますよね。

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ユニークワン立川:
そうですね、今後全国・海外へ展開していくにあたって「あのお店が閉店して悲しい」「新しいお店が開店して嬉しい」といった根本的な部分は変わらなくても、伝え方はローカライズしていきたいですし、地元の方々に愛されるメディアにしていくつもりです。
飲み会の雰囲気にしたって、新潟と金沢で全然違ったり、地域それぞれのカルチャーがありますからね(笑)。
地域に根ざしたメディアを創り上げながら、ハードオフを「クローゼットの延長」に位置づけられるような情報発信をしていきます!

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山本社長、ありがとうございました!
ユニークワンでは今後、地域情報メディアを通じたハードオフ店舗のプロモーションを実施して参ります。

ぜひ今後の展開を楽しみにしていてください!


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