株式会社ユニークワンの年度は10月始まり。今日から新年度がスタートとなりました。
今年度、特に力を入れているのが組織づくりの部分。
そしてその鍵を握るのは「識学（しきがく）」を取り入れた組織体制の確立です。

ユニークワンが識学を取り入れたことによって今後どのような組織へと変化していくのでしょうか。
10月からコーポレート部長に就任し、識学の理論を社内に浸透させるため尽力している吉田陽介さんに、詳しく聞いてきました。

・　・　・

そもそも識学とは？なぜ導入することになったのか

（10月から総務部長の吉田さん）

ーーはじめに「識学」について詳しく教えてください。
今回ユニークワンが取り入れた「識学」は、組織が成果を上げるためのチームをつくるためのマネジメント理論です。
識学の理論を実践することで、経営者・マネージャー層・部下、それぞれが自分の役割を認識し、目標に向かって集中できる環境を作り出すことができると言われています。既に1,500社以上の企業が識学を導入しており、組織の活性化、業績アップなどを実現させているとか。

ーーなぜユニークワンで識学を導入することにしたんでしょうか。
理由としては大きく2つあります。
1つ目は、人数が増えたことで今までの組織運営では問題が生じるようになったため。2つ目は、代表の立川がフラット型組織に限界を感じ、ピラミッド型の組織へ変革する必要性を感じていたためですね。
ここ1〜2年でユニークワンの社員数は大幅に増加しました。それに伴い、どの部下をどの上司がマネジメントするのか、といった上司-部下の関係が曖昧になっていたり、どの業務が誰の責任で進行しているのかが不透明になるケースも出てくるようになりました。
従来はフラットで風通しの良い組織運営を目指していましたが、人数が増えた状態でそれを維持しようとすると企業としての成長スピードはどんどん遅くなってしまいます。
そこで、識学のメソッドを取り入れることで組織をピラミッド型へと変革させ、会社全体の成長スピード最大化を目指すことにしました。

ピラミッド型へ本格移行し「迷わない」組織へ

（画像は識学公式サイトより）

ーー夏以降は立川さん（代表取締役社長）が識学のトレーニングを受けていますよね。どんな内容なのか気になっている社員も多いと思います。
立川さんが週1回、識学の考え方についての講義を受けられていて、10月中に終了予定です。何か特別なワークなどをしているというわけではなく、識学の考え方のベース部分を詳しく解説してもらっているようです。
とはいえ、識学の考え方を社長だけが理解しても仕方ないので、8月、9月の月例ミーティング（社員全員が参加する会議）では、識学の考え方についてを説明し、社内に落とし込む時間を設けました。

ーー2020年度スタートにあたって組織図も大幅に変わりましたが、これも識学が関係あるのでしょうか。
そうですね、識学で学んだことを反映した組織図になっています。
今回の組織改編では高さ、つまり「管理するポジション」を作りました。これまでもリーダーやマネージャーといったポジションはありましたが、今期からはそれぞれのポジションでやるべきことがより明確になり「迷わない」マネジメントが実現できると考えています。
役職についていないメンバーも、一人ひとりに与えられる役割や評価の基準がはっきりするので「迷わない」環境で力を発揮できるはずです。

ーー業務に迷いがなくなることで、会社全体の成長スピードも向上しそうですね。他にはどういったことを予定していますか。
識学の組織マネジメントとは別軸ですが、社内の業務マニュアルについても整備を進めています。業務の進め方だけでなく、業務のやり方レベルでも、迷わない環境を作っていきたいと考えています。
ユニークワンでは識学を導入し、ここ数ヶ月で社内ルールの改正や月例ミーティングでの考え方の落とし込みなど、徐々に識学の組織マネジメント理論を浸透させてきました。
10月からの組織改編がいよいよ本番です。
全員が迷わず、同じ方向へ前進していけるよう、私も総務部長として役割を全うしたいと思います。

・　・　・

吉田さん、ありがとうございました。
導入当初、社内からは、「識学が入ることで、冷たい組織になってしまうのでは？」「本当に業績につながるのだろうか」と、心配の声も上がっていましたが、長い準備期間を経て、いよいよ10月からが組織改編の本番です！

今後、ユニークワンがどのように変わっていくのか、社内の組織運営がどうなっていくのかについては、随時noteでも紹介していきたいと思いますので、楽しみにしていてください。