「選ばれる街」として価値を高めたいー新潟駅前の老舗ビルにベンチャー企業が入居した理由とは?【社長対談】
ユニークワンは今年7月1日、新たに「駅前オフィス」を開設しました!
2014年の創業以来、人員拡大を続けてきたユニークワン。採用市場における競争力を高めるため「新潟駅から徒歩2分」という好アクセスの立地に「駅前オフィス」を新設しました。
数あるオフィスの中でも「クオリスビル」にオフィスを新設。1966年に設立された、歴史あるビルなんです!
新潟駅前に来たことがある方は「このビルって飲食店のビルなんじゃないの…?」とイメージされる方も多いでしょう。
イメージの通り、クオリスビルは創業以来「クオリス直営飲食店」と「飲食テナント」が入居してきました。今回、オフィステナントの入居はユニークワンが初めてとなります。
今回、ユニークワン代表取締役社長・立川 和行と株式会社クオリス・代表取締役の田中 健一様とで対談を実施。
※株式会社クオリスは、クオリスビルを所有するオーナー企業です。
「なぜ飲食店のイメージのあるクオリスビルに入居を決めたの?」
「オフィステナントを初めて迎え入れる心境は?」
など、気になるトピックについてお二人に語っていただきました。
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出会いのきっかけは大学のOB会。「新潟本社に人数が収まらないかも?」と相談してみた
ーまず、お二人の出会いについて教えていただけますか?
ユニークワン立川:
最初の出会いは大学のOB会ですね。同じ慶応義塾大学出身で。私がUターンしたてでまだ起業していない時から知っているので、かれこれ10年くらいの付き合いになるでしょうか。
クオリス田中社長:
そうですね。出会ったとき、立川さんは「カガヤキ農園(立川の実家の農業法人)」にいらっしゃいましたよね。
ユニークワン立川:
田中さんの印象は「えらい人」でした。OB会の幹事をやっていたというだけなのですが笑そこからOB会で何回か会ううちに、年齢も近いということで仲良くなりました。Uターンしたての時は友人がほとんどいなかったので、ありがたかったです。
ーーかなり前からお知り合いなのですね。お二人の間で駅前オフィスの話題はいつごろでたのでしょうか?
クオリス田中社長:
お話があったのは今年(2022年)の正月あたりじゃないでしょうか?新潟本社の人数が増えてきたので、このままではオフィスが足りなくなるかもしれないと。
ユニークワン立川:
最初は駅前オフィスの新設、ではなくて新潟本社の移転も考えていました。駅前以外のエリアも色々さがしていたのですが、条件に合うテナントが見つからなくて。その時、田中社長に相談したら「実はクオリスビルも空いてますよ!」とお話をいただいたんです。
クオリス田中社長:
新型コロナウイルスの影響で、飲食店はかなり厳しい状況です。弊社は飲食店運営会社でもあるものの、ビルオーナーとしては、売り上げの見込めない空きスペースがあり続けるのは避けたい気持ちがあります。同郷・同大学出身というご縁やユニークワンさんの躍進ぶりを見ていて、ビルのイメージ変更やバリューアップの為にぜひ入居してほしいという気持ちが強まりました。
クオリスビルへの入居を決めたのは、駅前エリアの「価値」を高めたいから
ーー新潟本社の移転ではなく、結果として「駅前オフィスの新設」になったんですね。
ユニークワン立川:
そうですね。色々考えた結果、本社の移転ではなく駅前オフィスを新たに作ることにしました。現時点では8名が駅前オフィスに勤務していますが、今後はもっと増える予定です。
ーー新潟駅周辺には他にも様々なオフィスがあると思うのですが、クオリスビルを選んだ理由を教えてください。
ユニークワン立川:
家賃や物件の広さなど、条件面でかなり融通を利かせてくれたのが大きいです。が、条件面以外でも大きな理由があって。一言でいうと「駅前エリアの価値を高めたい」という気持ちがありました。その想いが田中社長とも一緒だったんですよね。
クオリス田中社長:
はい。特に新型コロナウイルスの流行から、駅前特に弁天通りの人通りはかなり減りました。なかでも飲食店は大打撃を受けていて。新潟駅前のにぎわいを長年支えてきた企業として、また商店街の理事長としても少しでも駅前エリアの活性化に貢献したいと考えていました。クオリスビルの活用可能性についてユニークワンさんの情報拡散力に期待している部分もあります。
ユニークワン立川:
新潟県知事や新潟市長の年頭挨拶でも「選ばれる街」として価値を高めていく、と力強くおっしゃっていました。特に、昨年から「にいがた2キロ」という取り組みがスタート。駅前エリアは、地域活性化のキーになる重要エリアなんです。さらにユニークワンは「地方のIT化をリードする」というミッションを掲げています。駅前エリアにオフィスを出すことでミッション実現にも近づける、という想いもありました。
クオリス田中社長:
ユニークワンさんの北陸オフィスがある金沢市と比べると、新潟市中心部の公示価格(地価)って半分くらいなんですよ。金沢の方が観光地とはいえ、都市レベルでいうと新潟市も負けてない。駅前エリアを活性化するために、訪れる人を増やしたいんですよね。オフィスがあればほぼ毎日通うことになるし、立川社長との付き合いの中で、ユニークワンさんは伸びる企業だという確信もあります。御社関係の来訪者や駅前エリアでのビジネスも増えて地域に貢献できるかなと。
オンライン飲み会・リモートワークが普及した今だからこそ実感する「対面コミュニケーション」の意義
ーーユニークワンはオフィスを新設しましたが、一方最近は「オフィスをなくして全面リモートワーク」のような会社も増えています。
ユニークワン立川:
個人的には、会社として皆が集まる場所があるのは重要だと考えています。インターネット広告やWebメディアといったクリエイティブ力が求められる仕事では、みんなでアイディアを出しあえる環境が重要。そういう時は、Slackよりも直接話す方が偶発的に新しいアイディアが生まれやすいんです。
クオリス田中社長:
私も同感です。飲食業界の目線で言うと、ここ数年で「オンライン飲み会」が増えましたよね。でも正直、全然盛り上がらなくて笑 オンライン飲みって、1人が話すとみんなが聞かないといけない。だから会話のテンポが悪くなるんですよね。そう考えるとWebミーティングって、一方向の情報伝達には向いているけど双方向のコミュニケーションはしにくいなと思います。
ユニークワン立川:
本当にそうです。実際、Googleなど一部の大手テック企業はオフィス出社を推奨しています。ユニークワンは基本的に出社が前提ですが、家族の体調不良など出勤が難しい理由があればリモートOKです。状況に応じて出社・リモートワークと柔軟に対応できるのはPC1つで仕事ができるIT企業ならではの強みだなと思います。
今後は駅前オフィスを拡張して地域活性化に貢献したい
ー最後に、田中社長がユニークワンへ期待することを教えてください。
クオリス田中社長:
ユニークワンさんは勢いがあるので、これから大きく成長していくと思います。まだ弊社ビルには余地があるので、たくさんのメンバーを迎え入れて、ぜひ駅前オフィスを拡張していただきたいですね!
ユニークワン立川:
期待に応えられるよう、頑張ります笑 駅前オフィスには広告運用スタッフ・エンジニアが勤務していますが、引き続き採用を強化していきたいです。アクセスのいい駅前にあるので、大学生インターンなども積極的に募集しようと考えています。ちなみにクオリスビルは繁華街の中心にあるのですが、日中は静かでとても集中できる環境です。交通の便だけでなく、働く環境という意味でもかなり快適で、非常にありがたいです。
クオリス田中社長:
お褒めいただき、ありがとうございます!ユニークワンさんは広告代理店にしては珍しくエンジニアがいらっしゃいますよね。
ユニークワン立川:
そうですね。「テクノロジー活用」は当社の強みでもあります。例えば広告運用ツール「racooon(ラクーン)」を自社開発して使っています。組織を拡大していくには、運用ノウハウを属人化するのでなく、ツール側にナレッジを貯めるのが重要です。エンジニアの採用には正直苦戦していますが、駅前オフィスができたことで少しでも応募が増えればなと思います。
クオリス田中社長:
新しいメンバーが増えた暁には、ぜひ同ビル内にある「安兵衛(地下1階)」で歓迎会をしてくださいね!安兵衛ならお昼からでもできますから笑
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田中社長、ありがとうございました!ユニークワンでは、様々な職種で採用を強化していきます。
ぜひ今後の展開を楽しみにしていてください!