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産休、育休に遠慮はいらない。力を持て余している子育て中の女性が能力を発揮できる会社へ。

今回の社員インタビューでは、ユニークワンの取締役でありメディア事業部の部長も務める金子さんを直撃!
ユニークワン立ち上げ時から会社経営に参画してきた金子さんだから知るユニークワンの歴史、メディア事業部のお仕事、また子育て中の女性が活躍できる環境を目指す企業姿勢について、詳しくうかがいました。

(※この記事は2018年にWantedlyで掲載した内容を一部修正し、最新の情報にしたものです。)

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「一生独身で生きていく」と決意し、新潟にUターン

ーー新潟市出身の金子さん。ずっと新潟にお住まいですか?
前職が転勤の多い会社で、東京や千葉、北陸地方などいろんな地域に住んでました。各地域を転々とした後新潟勤務になったんですが「このままずっと新潟で働きたいな」と思うようになって。新潟で一生独身で生きていこうって。
ーーえっ?「一生独身」がよかったんですか。
はい(即答)。今でこそ結婚して2児の母ですが、当時は自分が結婚したり子育てするイメージが全くなかった。それに結婚や出産で一旦社会を離れたら、いままでのキャリアがリセットされてしまう不安がありました。だったら一生独身でいようって思ったんです。で、女が一人で生きていくには「士業」がいいんじゃないかという結論に至り、10年勤めた会社を退職。新潟で行政書士や司法書士の勉強を始めた頃、グループ会社で同年入社だった立川(ユニークワン代表取締役)もUターンしてきていて「会社を設立するからちょっと手伝ってよ」と。そんなこんなで立川と、立川の実家「カガヤキ農園」でサイト制作を担当していた女性と、3人でユニークワンがスタートしました。

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(「女性士業・独身」の予定が「ベンチャー企業の役員・2児の母」に)

人材確保も資金繰りもカツカツだった創業期

ーーユニークワン立ち上げ当初のこと、詳しく教えて下さい。
初めはWeb広告運用と、自社運営メディア「にいがた通信」がメインの事業でした。でも、収益化できていたのは広告運用の部分だけ。「にいがた通信」はずっと赤字事業でした。はじめは私が総務・経理・人事・メディア事業を担当して、立川とカガヤキ農園出身スタッフ、お手伝いのパートさんで広告運用を回していた感じかな。2014年当時、Web広告の実務経験がある人は新潟にほとんどいなかったので、自分たちも手探りだし、入社する人もほとんどが未経験。少人数で何でもやらなきゃいけないから、とにかく大変でした。メンバーの入れ替わりも激しかったなあ。

ーー30人近い規模になった今とは全く別の会社みたいな話ですね。
当時は入社してくれた人をフォローしてあげる余裕もないし、資金繰りもカツカツだったし、毎日綱渡り状態。
私自身も、会社の事務関係と、メディア事業を両立しなきゃいけなくて苦労しました。今、コンテンツマーケティング部は5人いますが、当時は私一人だけ。一人で4つの地域メディアを同時進行で管理してました。ほんとに仕事が好きじゃなきゃ無理だよね。いまはSNS運用代行、動画や記事の制作、クライアントのメディア運営、海外向け情報サイトの立ち上げなど、メンバーが増えた分やれることもどんどん増えてきました。

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(大変だった時のことを満面の笑みで話してくれる金子さん)

「月間180万PVの地域メディア」誕生秘話

ーー地域情報サイトを立ち上げたきっかけを教えてください。
大手メディアにできないことをやりたいと思っていました。
新潟県内には、「新潟日報」とか「月刊新潟Komachi」とか、大きなメディアがありますよね。
それらが取り上げないようなマニアックでローカルな情報を取り上げるメディアは今まで新潟には無かったから、無いものは自分たちで作っちゃえと思って。それこそ、「西区のあそこのラーメン屋、閉店したらしいよ」みたいなの。ブログを開設して、ライターさんを募集してってところからスタート。ノウハウは無かったので全て手探りです。

ーー今は編集長のような立場で活躍されてますが、過去に編集やライターの経験はあったんですか。
全くありません。前職では会社のブログ当番があって、全員2ヶ月に1回まわってくるんだけど、そういうのすら苦手なほうでした(笑)。
だから、初心者ライターさんの気持ちや、編集業務未経験で入社するスタッフの気持ちもよくわかります。私が苦労を重ねた分、彼ら、彼女らの力になりたいと思いながら仕事をしています。

ーー始めは赤字だったメディア事業。今は社内でも鍵を握る事業になってますよね。
2016年頃から、広告掲載やPR記事の案件が徐々に増えてきて、収益を上げられるようになりました。そう考えるとわりと最近の話ですね。更新が途切れないように管理し続けたこと、記事の閲覧結果を分析し、読者の人たちが読みやすい記事のスタイルを確立できたことで、ここまで愛されるメディアに成長できたと思っています。

ライフステージの変化を理由に、キャリアを諦めないで

ーー2017年夏に2人目のお子さんを出産し、産休・育休を経て今年の夏に本格復帰。女性社員にとっては心強いロールモデルです。そのあたりについて聞かせてください。
ユニークワンは女性のライフステージの変化に対応できる会社です。短時間勤務やリモートワークも制度として整っています。就業時間は8時〜17時ですが、子供を保育園に送る都合で9時出社のメンバーや、家庭の事情で15時退社のメンバーもいます。私自身、朝は子供を保育園に送る必要があるので毎日9時出社です。「小さい子供がいるから8時出社は難しい」という方も、勤務時間は相談に応じますので気兼ねなく応募してほしいです。

ーーリモートワークの制度があると、子育て中の社員には嬉しいですね。
お子さんが熱を出した時に利用している社員は男女問わず結構多いかな。
パソコン1つでどこでも仕事ができるのはWeb業界ならではです。
社内ミーティングに、子どもをおんぶしながらビデオ通話で参加したりもできますし。
世の中には、結婚、出産を機に退職を余儀なくされる女性がまだまだいらっしゃいます。夫が転勤族のため長期間同じ土地で働けない女性、子育て中でパートタイムの仕事しかできない女性…。本当はバリバリ働きたい人たちが、そうできないまま過ごしているのはもったいない。産休や育休は遠慮なく取ってほしいし、男性社員の育児休暇取得実績もあります。地方だと子育て世代が活躍できる環境が整備されていない会社も多いけれど、ユニークワンは違います。

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(女性の産休・育休だけでなく男性の育休取得も推進しています!)

自分が楽しまなければ、面白いコンテンツは生まれない

ーーメディア事業部をまとめる上で大切にしていることはありますか?
「楽しく仕事をしよう」というのはチームの大きなテーマですね。自分たちが楽しんでやらないことには、面白いものや魅力的なものは作れないと思っているので。
普通の会社だったら忖度が発生する場面ってありますよね。自分はこう思うけど、上司はきっとこう言うだろうから、黙っておこうみたいな。
そういうのは一切いらない。結果的に悪いことや謝罪が必要になった時には部長の金子が責任とるから、みんなは自由にやってね、って思ってます。
コンテンツごとに必要な発想も変わります。
子育て経験のある私だから出せる発想が必要な場面もあれば、社会人になったばかりの20代の発想が必要な場面もある。
「こんなの面白いと思うけど、金子さんはダメって言うんじゃないか」って遠慮しないでほしいです、私の意見がすべてではないから。
個人の強みを出して、のびのび仕事をしてほしいですね。私とメンバーの間だけじゃなく、メンバー同士でも気兼ねなく意見を言い合える関係であってほしい。
ーーメディア事業は今後さらに重要な鍵となりそうですね。
立川もそう言ってます。加藤の記事で「立川はワンピースのルフィだ」って話があったけど、私も全面的に同意(笑)。
しかも立川の考えていることってだいたい当たるんです。先見の明があるというか。
4年前、新潟には「Webはこれから動画の時代」っていう発想の人はほとんど居なかった。でも立川は時代を先読みして、映像制作できるメンバーを募集したんです。そしたらテレビ局で活躍していたディレクターが入社してくれました。彼のハイクオリティな動画をクライアントに見せたら「うちの会社にも作って欲しい」という相談がすごく増えた。いまもWeb動画制作の案件は増え続けています。
これと同じ大きな流れが、次はコンテンツマーケティングで起きるんじゃないかなって私も思ってます。ビッグウェーブを自分たち発で作っていけるのは絶対面白い。それができるのが私達のチームです。

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金子さん、ありがとうございました。

「楽しくやらなきゃ面白いものはできない」と部署のメンバーに伝えている金子さん。社内でも取締役というポジションを極力出さず、フラットに意見が交わせる環境を作ってくれています。

ユニークワンでは、パパやママとして子育てしながら活躍している社員が多数在籍しています。
パパママ社員の活躍についても今後のnoteで紹介していく予定です!

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