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「印刷業界とWeb業界ってどう違うの?」ユニークワンの印刷業界出身者で座談会を開いてみた。

こんにちは、note担当のイマイです。

当社ユニークワンはインターネット広告代理業やインターネットメディア業を中心に事業を展開

デジタルの最先端の場で、日々お客様や地域のために頑張っています!

そんなユニークワンですが、意外にもWebとは対極に思われる印刷業界から転職してきたメンバーが多数います

ちなみにみなさん、Web業界と印刷業界の違いってわかりますか?

「Web」と「紙」という違いはわかるかと思いますが、それ以外となると、イマイもはっきりとした違いがわかりません…。

そこで、今回は二つの違いなどを勉強するために、ユニークワンの印刷業界出身者で座談会を開いてみました!

印刷業界とWeb業界の違いや、これからの両業界の展開などをお聞きしています。


・ ・ ・

お話を聞いたのは、こちらのみなさんです!

今回、印刷業界出身者座談会に集まってくださったのは、こちらのメンバーのみなさん!

※みなさん、楽しそう

右から、
・櫻井さん(ブランドコミュニケーション部部長)
・加藤さん(セールス部部長)
・岩澤さん(プロダクト部)
・北井さん(カスタマーサクセス部)

これからどんな話を聞けるか、ワクワクします!


4人で印刷会社を設立できるかも!?みなさんの印刷業界での仕事内容は?

――本日はお集まりいただき、ありがとうございます!まず、みなさんが印刷業界にいた時の職種を教えてもらってもよろしいですか?

櫻井:僕はディレクターをやっていました。僕や加藤さんが印刷会社に入った頃は(櫻井さんと加藤さんは同い年です)、印刷技術がデジタル化する波の時「これからはホームページだよね」という風潮がありましたね。

※櫻井さんのインタビュー記事はこちら!

加藤:私は営業志望で入って、印刷業界の時もユニークワンでもずっと営業。私が印刷業界に入った頃は、DTP(Desktop(デスクトップ)publishing(パブリッシング)の略。パソコンで印刷物のデザインや制作をすること)が出始めた時でした。考えていた印刷業界のイメージと違う、という印象がありましたね。

ちなみに当時いた会社で最初にホームページ制作を受注したのは私です(笑)。

初めてのホームページ作りは手探り状態で、「リンクって何!?」という状態でした。

※加藤さんのインタビュー記事はこちら!

――初めてホームページを!すごいですね。北井さんや岩澤さんは印刷業界ではどのような仕事をしていたんですか?

北井:自分はさっき話題に出た、DTPデザイナーでした。Adobe製品(アドビ)などの編集アプリを使って、印刷物のデザインや組版をする制作の仕事をしていました。

岩澤:印刷業界には転職で入社しました。印刷業界の前は製造業(ライン作業)。同じものづくりとはいえ、ライン作業とはまったく違いましたね。

職種は印刷オペレーター。北井さんのようなデザイナーが制作したデータを元に印刷機で印刷する仕事です。

※岩澤さんのインタビュー記事はこちら!

――ディレクターと営業とデザイナーとオペレーター、みなさん、同じ印刷業界出身でも職種はまったく違うんですね!

加藤:本当だ!印刷会社を起こせるね!

櫻井:確かに!

岩澤:でも、生産管理(印刷物などの生産の計画を建てて期日までに納品できるように管理する仕事)がいない…。

加藤:そうだ、生産管理がいないから、納期に間に合わないな(笑)。


24時間稼働が当たり前!印刷業界とWeb業界の違いは?

――みなさんの印刷業界の時の職種を聞いたところで、さっそく印刷業界とWeb業界の違いについてお聞きしたいです!二つの違いは何だと思いますか?

加藤「校了後に修正が入れられるかどうか」かな?印刷会社はフィニッシュデータを作って印刷機に流したら後戻りできない。直そうと思ったらすべてにお金がかかってしまう。

――刷り直しですね?

岩澤:紙代とかもかかりますよね。

加藤:その点、Webの広告はボタン一つで配信できて、修正があっても「すぐ直します!」ということができる。

校了後に修正できるのは大きな違いだと思う。

北井:印刷物は確かに修正できないですよね。自分の会社でもミスに対するリスク管理は非常に重要視されていました。

櫻井:あと、印刷会社は24時間稼働の会社が多いですよね。三交替とか二交替とか。印刷機は小さいものでも数億円するものがあって、稼働しないと元が取れない。

だから、印刷会社はなるべく印刷機を空けないように稼働するんです。今は昼と夜の二交替で稼働しているところの方が多いけど、印刷会社は繁忙期がすごく忙しい印象でしたね。

繁忙期といえば、印刷業界は繁忙期と閑散期の差が激しいのも特徴。僕は年度末が忙しかったです。

営業の人手が足りないとディレクターなのに「一緒に納品先へ来てくれ」と言われてついていって検品したことも。繁忙期は商材やお客さんによって違うのかな?

岩澤:自分は10月が忙しかったですね。お正月関連の印刷の受注が多い時期です。

加藤:私は農作物の販売促進のポスターなどの受注が増える夏前かな。4月とか5月とか。

――印刷業界は締切前は大変なんですね。

加藤:確かに印刷業界は締め切り前は忙しいけど、Webも本来、締切をキチンと決めて動くべきだね。

誰もがボタンを押すだけで配信できるから、簡単に思われてしまうかもしれない。でも本来は印刷物のように工程管理を決め締切がある緊張感を持って動くことが重要だと思う。

とは思う反面、Webマーケティングはその時のトレンドに合わせてしっかりと成果を出すことが大事。流動的に動くのも大切だね。

櫻井:Webには配信可否の審査があって、こちら側に落ち度がなくても配信拒否になることがあるんですよ。だから、締切通りに行かない場合が多い。

審査が通ればすぐに掲載できるので、締切どころかスケジュール通りにいかないこともあります。Webは配信後に直せるので、文章や画像をその時のお客様の状況に合わせて変えることができる。だから、スケジュールより早い配信もできるんです。

北井:直せるのはやっぱりWebのメリットだと思いますね。配信するのに間違いを恐れて萎縮しないです。だからといって、ミスはいけませんが。

加藤:岩澤さんの仕事ぶりを見ていると、本当にミスがなくて。岩澤さんが印刷業界出身だと聞いて、納得しかなかったからな、「やっぱり」と。

岩澤:印刷物は完成したものに少しでも間違いがあったら終わりですからね。「これで行きますね」といったものにミスがあったら、お客様に合わせる顔がない

自分は印刷オペレーターだからわかるんですが、印刷する紙も場合によっては特殊なものを使うんです。貴重な紙を印刷する時はすごく緊張しました。

あと、印刷会社は社内がキレイなイメージがありますね。ユニークワンがキレイじゃないという意味ではないですけど(笑)。

櫻井:印刷会社はミスや締切も厳しいけど、整理整頓にも厳しいんですよね。高額な印刷機械を使っているから。

岩澤:印刷機に小さなネジが一個はさまっただけで、何億円もする機械が壊れてしまいますからね…。だからキレイにしておかないといけないんですよ。ものの置き場所にはすごく注意していました。

北井:ミスと言えば、自分が印刷会社にいる時、タイピングやコピペは厳禁でしたね。ユニークワンに入社すると、毎週タイピングテストを行うんですが、自分はタイピングが苦手で苦労してます。

※ユニークワンのタイピングへの取り組みについてはこちらの記事も参照ください

――どうしてタイピングやコピペが厳禁なんですか?

北井:お客様からデータをいただいて、それを元に作成しますよね?その時にタイピングをすると、間違えてお客様のデータに文字を入力したり反対に削除したりする可能性があるんです。

コピペもコピーし忘れる可能性があるからNG

だからお客様のデータを扱う時は、タイピングやコピペはしないんです。基本的に「文字は打たない」ことになっていました。

それでどうやってデータを作るかというと、お客様のデータを必ず「カットアンドペースト」するんです。カットアンドペーストだと文字が残っているとすぐにわかるから。

加藤:ああ、それ、印刷業界あるあるだ!

北井:だからタイピングよりも、ショートカットキーで操作する方が得意なんです。

印刷会社の人で「タイピング早いな」と思っていると、ショートカットキーを押すのが異様に早い方とかもいましたよ(笑)。


「お客様が満足するものを届けたい」印刷業界もWEB業界も変わらないものづくりへの想い

――今後の印刷業界やWeb業界はどうなっていくと思いますか?

櫻井印刷の全てがWebに変わることはないと思いますね。印刷は商品のパッケージなど残る部分は絶対に残るはず。

岩澤:若い人でも「デザインをやりたい!」という人は、印刷業界に就職しそうですよね。

櫻井:ただ、WebはAIなどの登場もあって、今後も大きく発展していくと思う。そう考えると印刷業界は、Webのように毎日新しいことが起こるということはないだろうな。

加藤印刷業界とWeb業界は根本的に違うからね。メールやアプリのやり取りもWebと考えると、印刷とは比べものにならないくらい広いかな?

櫻井:印刷物とホームページは比べられるけど、印刷とWebだとWebが広すぎて比べられないかもしれないですね。それにアプローチの仕方が根本的に違いますし。

ホームページは基本的に「プル型(ユーザー側が企業にアプローチして来る方法)」だよね。ユーザーにGoogleなどで検索してホームページに来てもらうしかない。

だから、ホームページはWeb広告をしないとユーザーが集まらないんですよ。

反対に印刷物は「プッシュ型(企業がお客様にアプローチする方法)」。そこは完全に違う。

加藤:確かにそういう意味だと違いが大きいけど、どちらも「お客様にアプローチしたい」ということに違いはないかな?

印刷業界にいた時はお客様のやりたいことによって、「じゃあ、それならチラシがいいですね」「それならホームページがいいですよ」みたいに提案していた。

それは今のユニークワンの営業業務にも繋がっていると思うし、転職する時も全然違和感がなかったな。

岩澤:結局「ものづくり」という視点から見ると、印刷もWebも同じなんですよね。「ミスをしない」「お客様の満足するものを作る」というのは変わらないんです。

ものづくりが好きであれば、印刷業界の人もユニークワンのようなWeb広告代理店への転職は大歓迎ですね!もちろん、他の業界の人も。

自分も未経験から始めましたし、ぜひ挑戦してほしいですね。


・ ・ ・

まとめ:印刷業界出身者座談会、とても勉強になりました!

今回はユニークワンの印刷業界出身者座談会を開催。印刷業界とWeb業界の違いから今後の展開について語ってもらいました。

加藤さん、櫻井さん、岩澤さん、北井さん、ご協力ありがとうございました!

どの話も興味深いものばかりで、とても勉強になりました。

印刷業界とWeb業界は違いも多いですが、岩澤さんの言っていた通り「お客様の満足するものを作る」という点では同じ

きっと、今回ご協力いただいたみなさんも「お客様の満足するものを作りたい!」という気持ちで転職し、ユニークワンで活躍しているのではないでしょうか。

今後も印刷業界出身の4人の活躍に期待しています!

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